こんにちは。FP・行政書士すのはら事務所です。
今週水曜日から新年度のスタートですね。毎年の事ですが、真新しいスーツに身を包んだフレッシュな社会人を見かけると、昭和60年の自分もあんな感じだったのかと懐かしさが込み上げます。若い力でそれぞれの職場を盛り上げてほしいですね。足立区では「区内中小企業人材定着サポート助成金」と言う新しい助成金制度がスタートします。
区内中小企業人材定着サポート助成金の交付目的
この助成金の交付目的は「労働環境整備の改善に取り組む区内中小企業に対し、職場環境整備や熱中症対策、就業規則作成等に要した費用を助成することで、区内事業者の人材定着を支援する。」となっています。これによりこれまでの「就業規則作成助成金」は廃止となります。職場環境の整備や熱中症対策に取り組むことで、人材の定着を図ると言うことですね。
助成対象者
助成対象となるのは、「区内に本店登記があり、かつ、主たる事業所を有しており、助成対象となる事業を行う事業所も区内にあるもの」となります。また従業員を1人以上雇用していることが必要で、この従業員には役員、家族従業員(配偶者、6親等内血族、3親等内姻族)は含まれません。その他、税の滞納がないこと、他の補助金、助成金を受けていないことなどが必要となります。
助成対象となる事業
対象事業となるのは、
[職場環境整備]
・空調機器の新設、改修
・暖房便座の設置
・託児スペースの設置
・執務室や作業場の照明LED化
[熱中症対策]
・ファン付きベスト、冷却ベスト等
・空調機器の新設、改修
[就業規則作成]
・就業規則そのもの
・就業規則に付随するもの
(賃金規定、育児・休業規定等)
一方対象とならないものは
[職場環境整備]
・消耗品、備品
・娯楽に活用できるもの
・社員旅行、懇親会等
・自動車、自転車等
[熱中症対策]
・飲食料品
・保冷剤
などとなっています。
空調機器の新設、改修は、設置目的や設置場所により、職場環境整備、熱中症対策のいずれかを選択することができます。
助成率はいずれも50%で、上限額は、職場環境整備が100万円、熱中症対策は40万円、就業規則作成が10万円となっています。
申請の流れ
1、専門家派遣の申し込み
助成金の申請を行う前に、区が指定する専門家が企業を訪問し、人材定着に対する取組み内容の確認を行います。申し込みは4月1日からで、足立区公式ホームページから申し込めます。
2,専門家派遣(事前確認)
申請後、日程調整の連絡が区の委託業者から入ります。決定した日時に専門家が申込企業を訪問し、人材定着の取組み内容や悩みを確認の上、確認済証を発行します。この確認済証が申請時に必要となります。
3、助成金申請
必要書類を揃え、事業実施(契約や購入)の2週間前までに足立区企業経営支援課に提出します。(窓口または郵送)
必要となる書類は
①区内中小企業人材定着サポート助成金交付申請書
②助成対象経費の詳細及び金額、内容が確認できる書類
③納税証明書
④履歴事項全部証明書(法人)
⑤直近年度の確定申告書または開業届(個人事業主)
⑥専門家が発行した確認済証
⑦改修承諾書(賃貸物件の場合)
⑧申請時提出書類チェックリスト
4、交付決定
申請内容を区が審査し、審査が通れば交付決定通知書が送られてきます。
5、取組みの実施
申請内容の取組みを実施します。
6、専門家派遣(事後確認)
取組みが完了したら委託事業者に連絡し、日程調整の上、専門家が事後確認を行います。確認が完了したら確認済証が発行されます。この確認済証が実績報告時に必要となります。
7、実績報告
足立区企業経営支援課へ実績報告書を提出します。(窓口または郵送)
8 交付額確定、助成金の振込
実績報告書の内容を区が審査し、交付額を確定します。確定後、助成金が指定の口座に振り込まれます。
9 人材定着状況の報告
申請の翌年度に、人材定着の状況を報告する必要があります。報告をしない場合、翌翌年度の申請が出来なくなります。
申請期間
申請開始は4月1日からとなります。
締め切りは
①職場環境整備 令和9年1月29日
②熱中症対策 令和8年8月31日
③就業規則作成 令和9年1月29日
となっています。
本助成金の令和8年度予算は159百円となっています。早めの立案・申請を行いましょう。当事務所でも助成金申請のお手伝いを行っております。

