外国人運転手が増える?

こんにちは。行政書士すのはら事務所です。
最近、バスの路線廃止や運航数の削減などのニュースが多いですよね。その地区で生活している人たちにとってはとても深刻な問題でしょう。ある新聞によれば2030年にはバス運転手が3万6千人不足するとのこと。運転手さんの高齢化だったり、労働条件の問題で若い人のなり手がいなかったり、厳しい状況のようです。たまにミニバスを使うことがありますが、確かに20代のような運転手さんにはあった記憶がないような・・・

そのような状況のところ、国土交通省は、外国人労働者の受け入れを認める在留資格「特定技能」の対象に「自動車運送業」を追加する方向で検討するようです。「自動車運送業」はバスだけでなく、タクシーやトラックも対象になります。でも運転手になるには日本の運転免許のほか、バス、タクシーでは「二種免許」も必要になるので外国人の人たちにとっては簡単ではないですよね。最近はナビが発達しているので、地理・道路を覚える負荷は軽くなっているのでしょうが・・・

しかしいくら外国の人たちに門戸を広げても、その業界・職場に魅力がなければ人は集まらないのではないでしょうか。労働時間問題や賃金問題。日本人が魅力を感じない職場だったら外国の人たちにとっても魅力はないのではと思ってしまいます。地域の人たちの重要な公共交通網を守っていくためにも、門戸を広げると共に根本的な問題を解決してほしいと思います。

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