昨年、2024年秋をめどに、マイナンバーカードに健康保険証を紐づけた「マイナ保険証」に一本化し、これまでの保険証を廃止する方針ということが発表されてから、マイナンバーカード関連のニュースが増えたような気がしますね。
年明けに、マイナンバーカードの申請件数が約8300万件(申請率約66%)となり、運転免許証の保有者数を上回ったというニュースがありました。まぁ分母が違うと思うのですが・・・
マイナポイント効果もあり増えているのは間違いないことでしょう。
私も一年前にマイナンバーカードを受け取りましたが、住民票や印鑑証明書などを自宅隣のコンビニで手軽にとれるので重宝しています。足立区の場合、区役所等の半額で手に入るのもいいですね。コンビニなら夜11時まで利用できますし。
・マイナンバーカードの一般的な受取り
マイナンバーカードは申請してからカードが出来上がるまで、以前は2か月位かかっていましたが、今はだいぶ短縮されているようです。ただし12月は1日20万件の申請があったとの事なので、また伸びてしまうかも・・・
マイナンバーカードの受取は概ね次の通りです(自治体により違いも・・)
①申請から1-2か月後、マイナンバーカードが出来上がったという交付通知書が届きます。
➁必要書類を揃えます
・交付通知書(送られてきたもの)
・通知カード(マイナンバーの記載された緑色の紙製カード。紛失の人も多いです。なくても大丈夫。)
・住民基本台帳カード(持っている人だけ)
・本人確認書類
(A)運転免許証、パスポート、住民基本台帳カード(写真付き)、在留カード(写真付き)、身体障害者手帳などは1点でOKです。
(B)健康保険証や年金手帳、学生証、診察券、医療受給者証、郵便物などは2点必要で、「氏名+生年月日」か「氏名+住所」が記載されているものでなくてはなりません。よくあるのが、診察券の氏名がカタカナ表記となっているもので、これは確認書類になりません。郵便物は住民票記載の住所でなければなりません。
運転免許証も住所が変わっていたら、裏書されたものでないと使えません。
③メール、電話等でカード受取の場所、日時を予約をします。
④予約日時に必要書類を持って受取場所へ。
・基本的に申請者本人が受取りに行かなければなりません。
・本人確認後、英数字合わせて6桁以上、16桁以下の暗証番号と
数字4桁の暗証番号を設定します。忘れないように控えを取ります。
・15歳未満のお子様の場合は、親権者が書類記入、暗証番号入力(4桁のみ)
を行います。お子さんが多いと書類記入が大変です。
・マイナンバーカードの代理受取りについて
マイナンバーカードは申請者本人が受取りに行く必要がありますが、お子さんが小学生や幼稚園児だったり、成人でも入院中だったり、体が不自由だったりする場合はどうなるのでしょうか。
その場合は代理受取も可能です。ただし持参する本人確認書類が増えます。
・15歳未満のお子さんの場合
法定代理人(親権者)が受取りに行くことがほとんどと思います。親権者の本人確認必要書類は前記(A)のうちから2点、または(A)1点と(B)1点、が必要となります。「免許証+健康保険証」や「健康保険証+年金手帳」が多いようです。
問題はお子さんの本人確認書類です。(A)を2点、または(A)・(B)を一点づつ。または(B)を3点。3点のうち1点は顔写真付きでなくてはなりません。お子さんの(A)・・・パスポートを持っていれば使えます。あとは健康保険証や医療受給者証があれば大丈夫です。
(A)がないとしたら・・・。(B)を3点・・。しかし1点は顔写真付き・・・
顔写真付きの生徒手帳とかあればいいのですが。0歳児や1歳児の場合は・・・
その場合は(B)2点とお子さんの顔写真を持参してください。記入する書類が増えますが受付してもらえます。これがないとせっかく受取りに行ってもお子さんのカード受取ができません。スマホの画像で確認できないか・・と言う方もいるようですが、その場合はどこかでプリントアウトして持参してください。
なお親権確認書類として戸籍証明書が必要な場合がありますがレアケースです。同一戸籍であれば必要ありません。
・成年被後見人の場合
本人確認書類についてはお子さんの場合と同様です。それに加え、成年後見人(法定代理人)である事を確認できる書類として登記事項証明書が必要となります。
・任意代理の場合
先記の通り、入院中だったり要介護状態だったり、ご自身で受取りに行くことができない事も多いと思います。その場合は代理人(任意代理人)が受取ることができます。代理人の本人確認書類はお子さんの場合と同じです。ただし法定代理人の場合との違いもあります。
まず本人が受取りに来ることができない事を疎明する資料が必要になります。診断書や要介護認定証ど・・・これは事前に自治体に確認するのが良いかと思います。
申請者の本人確認は(A)2点、(A)+(B)、(B)3点(1点は顔写真付き)、に加え、(B)2点+顔写真証明書となります。顔写真付きの書類がなく、入院中や介護施設に入っている場合など、書類に顔写真を貼付し提出します。病院長や施設長が証明者となります。
また交付通知書の下部が委任状になっているので、事前に本人が暗証番号を記入し目隠し代理人が持参。暗証番号入力は自治体職員が行います。任意代理は暗証番号は分からないという事になります。暗証番号が記載されていないと受け付けてもらえません。
少し長くなりましたが・・・代理受取りのトラブルは多いので・・・
代理受取の場合は事前の書類準備を怠りなく。せっかく受取りに行っても無駄足になってしまいますので。
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